思いやり
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昔の話。
小学校の学級目標を決める際に、担任の先生が、
「思いやり」という言葉の「思い“やる”」という語感があまり好きではないから、
「思い合う」と表現することを提案していた。
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雑多に集まった単純なガキンチョの共同生活の指針として、良いアイデアだったなと思う。
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でも、いまでも引っかかってた点があって、
思いやりの心を向け合うことで、「思い合い」が成立するんじゃないかって。
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まあ、学級“目標”だから、年度末の
「Q.学級目標は達成できましたか?」
に
YES or NOの結論が出るってだけの話だってことにやっと気付けたから、長年のモヤモヤは解決はしたんだけど...。
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「日々心がけていることとして、他人を“思いやる”気持ちを持つことです」という使い方は正しいのだと思う。
改めて、
他人を思いやる気持ちってなんだろう。
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私は、相手のペースを読むことだと思う。
相手のペースを“知る”のではなく、“読む”。
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読むという言葉には、
他人の心や将来を推測するという意味もあるそうだ。
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相手の立場になって考えてみることは、世渡りには欠かせないことだと思う。
たとえ検討違いに終わってしまったとしても。
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これも想像力の話。